2006年5月12日金曜日

On the grass

  • 最近はもっぱら大学にある芝生の上で本を読んでます。ランチの前に行って本を読んで、そして、家に帰ってきて昼ごはんを食べて、その後、また大学にいって芝生の上で本を読む。雲ひとつない空の下での読書は快適で、ページもどんどんすすんでいく。きのうは、先日買ったClaire BishopのInstallation Artを読んだ。インスタレーション・アートの歴史をcriticallyに見ていく彼女の視点に感服。一度、彼女の話を直接聞きたいものです。
  • さて、きょうも晴天の下での読書、行ってきます。

  • きょう、アマゾンで買った本が届いた。エドワード・サイードのRepresentations of the Intellectual (邦題は『知識人とは』かな?)。この本でサイードは知識人とはどういった存在であるかについて語ってる。まだイントロと最初の章の少ししか読んでないけど、その中にも心に響くフレーズにいくつか出会った。例えば、
    'the public role of the intellectual as outsider, "amateur", and disturber of the status quo'
    'the intellectual as exile and mariginal, as amateur, and as the auther of a language that tries to speak the truth to power'
    これはもともとBBCで放送されたものを本として出版したもので、言葉が平易で読みやすい。これから一気に読破したい。

  • 夕方、Tate Modernに行き、マルティン・キッペンベルガー展とアルバース&モホリ・ナジ展を見る。ふたつの企画展を一気に見たもんだから、頭がパンク状態。なにかコメントを述べようにも今は収拾がつかず。それでも、キッペンベルガーの作品を見たのは初めて(あるいはどっかで見ていたかもしれないが、意識してしっかり見たの今回が初めて)だったのだが、社会、そしてアートを批判的に見る彼の姿勢は興味深い。昨日読んだInstallation Artにおいて議論されている内容とリンクするところがあり、彼の作品にのめり込んだ。この展覧会も日曜で終了。もう少し早く興味を示していれば、関連イベントに参加できたのにと少し後悔。

  • 街を歩いていたら、なにかの種が雪のように飛び交っていた。おかげで、目、鼻、のどがやられました。くしゃみは出るわ、目はかゆいわ、鼻はぐじゅぐじゅするわで、少し花粉症の人の気持ちがわかりました。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いいねー。春だねー。
後ろに写ってるのって校舎?緑色?

cucum さんのコメント...

そう写ってるのがメインの校舎。赤レンガの建物なんだけど、ツタがからまってるんだ。とくにこの時期はツタもすくすくと育ってます。

匿名 さんのコメント...

はろー。なんか最近エントリーちゃんとやってるじゃん!ね、芝生の上の読書って最高よね!日本でこれが出来なくなるかと思うとかなり寂しいよ。。。

cucum さんのコメント...

どーも。最近、なんかまめにいじってます。日本じゃなかなかできなくなるね、ヒナ勉。でも、そのかわり畳の上で読書できるよ。あのにおいがたまらない。