2006年2月1日水曜日

ビデオアートの創始者逝く

ナムジュン・パイク氏が29日に亡くなられました。

韓国出身のナムジュン・パイクは東大で美学美術史学を学んだ後、ドイツ・ミュンヘンに渡り、そこでジョン・ケージに出会い、彼から大きな影響を受け、ケージとともに前衛音楽に取り組みます。また、そのころフルクサスの活動に参加し、既存の「アート」という概念を覆す作品を次々と発表していきます。

そして、ニューヨークに渡り、ソニー製ポータブルプレイヤーを使った映像作品を発表(1965年)したことにより、ビデオアートの創始者と言われています。

今では、ビデオアートはひとつの表現媒体としてその地位を確立し、また、DVDカメラの普及、そして映像編集ソフトのおかげで、今では誰もが簡単に「ビデオアート」を作れるようになりました。

それだけに、ナムジュン・パイクの死はひとつの時代の終わりを感じさせます。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

4 件のコメント:

pickles さんのコメント...

そうか、映像による美術作品とかって、ビデオができてからだから、まだまだ日が浅い領域なのか。これからどんなメディアがでてくるのかわからないけど美術の世界は無限に可能性を秘めていそうな気がします。

cucum さんのコメント...

アートは常に社会の動きに連動しているからね。9.11以降は、政治的な作品が増えて、最近では、ドキュメンタリー的な作品を頻繁に見る。

むかしは「私はビデオアーティスト」、「僕はフォトグラファー」っていう枠組みがあったけど、今は「ビデオ」も「写真」も表現の一形態でしかなく、横断的に活動する作家が多いような気がするなあ。

pickles さんのコメント...

確かに。アートはそういう社会性があるところもおもしろさのひとつだと思う◎その作品そのものももちろん、そのプロセスも作品の一部な気がします。

全然関係ないけどこないだテレビで見て・・・
東京で、GPSを自転車につけて、一日走り、一筆書きによって地図上に絵を描く、という東京ナス化計画ってのをやってる人がいるみたい。たぶん本人は地図好きなんだと思うけど、これもアートの始まりだろうか(笑)
http://members.jcom.home.ne.jp/bobsmith/gps/
見てみて◎

cucum さんのコメント...

アートのはじまりかどうかはわからんけど、おもしろいね。おれもやってみたいな・笑