4月14日の日記で紹介したレム・コールハースのパビリオンが先週オープンしました。この気球のような建物は、広いハイドパークの中でも頭ひとつ抜け、おかげでいつもとは違う公園の入り口から入ったのにかかわらず、迷わずたどり着くことができました。
裏から見るとそうでもないんだけど、正面から見ると気球の頭の形、少しゆがんでます。
中はこんな感じです。床は、工事現場の足場に使われる、細かい穴(滑り止め?)があるもの。写真に写ってる人が座ってるのは、硬いスポンジのようなもの。軽くて簡単に移動可能。
レムに対してほとんど何も前知識もなく、解説も読まずにこの建築を見たのだけど、デザイン的にも空間的に正直ピンとこず。ただ使ってる素材の「軽さ」が印象的でした。そっから見られる「仮設性」、それが、遊牧民の住居であるパオを思い起こさせました。常に移動し、移動した先々で簡単に組み立てられる住居。そして、持ち運ぶのに適した素材の軽さ。ただ遊牧民のテントとの違いは、これは空を飛んで移動すること。もっと自由にいろんなところに行けそうです。
風のおもむくままに、ぷかぷか飛んでいこう。
6 件のコメント:
やっぱりCGとは違うね。球体透けてないし。大きさももっと大きいと思ってたけど、パビリオンだもんね。
確かに仮設性は感じさせるね。下の部分はきっとエキスパンドメタルっていう素材だと思うよ。建築足場とかゴミ箱とかに使われてるやつやんね。去年か一昨年か忘れけど、オスカー・ニーマイヤーのもキャンピングカーみたいで仮設性感じるものだったな。
建築のモバイル性(変な日本語・笑)は、ポストモダン建築で重要なコンセプトのひとつなのかな?というのも、授業で読んだアーキグラムの文章でもそんなことが論じられていたからちょっと思った。
そういえば、テート・モダンが増築されるみたいよ。建築家はもちろんヘルツォーク&ド・ムーロン。http://www.tate.org.uk/modern/transformingtm/
イメージを見たときは、「えー」という感じ。どうなることやら。
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